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転職市場におけるMBA人材のバリュー

寄稿者紹介:
株式会社ビズリーチ 執行役員
佐藤和男


2001年に早稲田大学法学部卒業後、マイクロソフト株式会社(現・日本マイクロソフト株式会社)に入社しエンジニアとしてキャリアをスタートする。株式会社リクルート(現・株式会社リクルートホールディングス)に転職後は、中途採用向けの求人広告営業に従事。企業の採用支援パートナーとして、スタッフレベルから社長候補の採用まで、延べ200社以上の採用課題の解決を支援する。その後、新卒向け就職コミュニティーサイトを運営する株式会社ジョブウェブにてコミュニティー・ビジネス立ち上げに参画。求職者を支援するパートナーとして、新卒採用メディアのイベント設計・マーケティングを行う一方で、社会人向けメディアを立ち上げ、オンラインメディアとセミナー事業の両軸を通じて若手社会人コミュニティーの運営を行う。コミュニティー活動の一環として2006年より開始した社会人向け朝食会は、2年間で開催数が100回、参加人数は3,000人以上となり、朝活ブームの先駆けとなる。 2008年より株式会社ビズリーチに創業メンバーとして参画。会員制転職サイト「ビズリーチ」の立ち上げから運用まで幅広く携わる。2010年にはセレクト・アウトレット型ECサイト「LUXA」(ルクサ)の創業に従事。2012年12月より1年半、シンガポールに赴任して「ビズリーチ」のアジア版である「RegionUP」(リージョン・アップ)の立ち上げを行う。帰国後は、ビズリーチのエバンジェリストとして、各種セミナーの講演やダイレクト・リクルーティングの広報活動に従事している。

管理職・グローバル人材に特化した転職サイトである「ビズリーチ」上から見える日本の転職市場でのMBAの価値についてお話ししたいと思います。

まず、「ビズリーチ」全会員に占める、MBAホルダーの割合は4%程度です。MBAを除く大学院卒の割合は15%ですから、プロフェッショナル人材中心のデータベースの中にあっても、MBAホルダーは希少性が高いと言えます。

次に、「ビズリーチ」全会員の平均とMBA取得者の平均を比較すると、年収においては全体が約900万円に対して、MBA取得者は約1,200万円 です。ヘッドハンターからのスカウト数では、MBA取得者は学部卒に比べて1.5倍を獲得しており、市場からの評価としては有意に差があることが見てとれ ます。

ただし、MBAと市場価値の因果関係は、正しく捉えておく必要があります。MBAを取得するから市場価値が上がるのではなく、市場価値を上げようと 真摯に努力しているビジネスパーソンが、一定の時間的・金銭的コストをMBAに投資して真剣に学ぶから、結果として市場価値が上がるのです。目的から考え て、MBAが次のキャリアを開くために有効であるか否かをきちんと考え、自らのキャリアにおいて意義付けをしておくことが重要です。

一昔前は、MBAといえばアメリカやイギリスなど海外に留学して取得することが一般的で、社費以外で取得することは高いハードルがありました。現在 は日本国内の専門職大学院の増加により選択肢と可能性が広がり、MBA取得者は増加傾向にあります。ビジネスサイクルが早い現代において、キャリアは自ら 主体的に作り続けることが求められますから、自らのポジショニングをユニークなものにする一つの武器として、MBAは一つの有効な選択肢となるでしょう。


株式会社ビズリーチ 執行役員
佐藤和男

企業紹介:
管理職・グローバル人材に特化した転職サイトである「ビズリーチ」は、ヘッドハンターと企業のリクルーターが求職者データベースに登録している会員に対して直接スカウトを送ることで「ダイレクト・リクルーティング」という効率的な採用活動を可能にしたプラットフォームです。現在、4700社以上の企業が利用しています。 https://www.bizreach.jp/

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